4Nov

独身時代に勤務していたころはお給料がたまったら、コツコツ定期預金に入金して、お金が増えるのをじっくり待つタイプでした。
結婚して、子供が生まれてから退職して、主婦でも自分のヘソクリを増やしたいと、考えてたどり着いたのが株式投資でした。
当時は株価が上昇しており、テレビでも株式投資で儲けを出そうといった番組がよく放送されていました。
また、ネットで取引できる証券会社が出てきて、自宅でも簡単に取引ができるようになりました。
これまで、証券会社に足を運ぶのは敷居が高いと感じていましたので、主婦にも気軽にできそうだと思い、ネット証券の口座を開設しました。
実際に取引が可能になり、株価を眺めていると、手持ちのお金で購入できる株式が豊富にあることが分かりました。
手数料も手頃でしたので、気軽に株式をいくつか購入したのです。
購入すると、毎日の値動きが気になり、毎日、値動きをチェックするのが日課になりました。
当時は株式が上昇基調にありましたので、株価が下がったところで、買い増しをしていました。
株価が大きく上昇することもあり、そんなときは短期間で売却して、1日で1万円ほど利益を得ることもありました。
利益が出ることを繰り返すうちに、短期間で売買するようになり、毎日、画面に張り付いて株価をチェックするようになっていました。
主婦としての掃除も行き届かなくなりましたが、気に留めていませんでした。
こうした毎日に急に変化が訪れたのが、2008年でした。
これからどんどん上がるだろうと考えて保有していた株式が、一斉に値下がりしました。
下がっている途中で売却する決断がつかず、結局、大きな損失を出してしまったのです。
このとき、株式で利益が出ていたのは、単に運が良かっただけ、私はギャンブルにはまっていたのだと思いました。
主婦のギャンブル依存は、よく耳にしますが、自分がそうなるとは思ってもいませんでした。
自分はギャンブルにはまりやすい性質だと認識して、今は地道に貯金しています。
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